日本や中国など東アジア研究の第一人者で、著書「ジャパン・アズ・ナンバーワン」で知られる米ハーバード大名誉教授のエズラ・ボーゲル氏が20日、マサチューセッツ州の病院で死去した。90歳だった。同大関係者が明らかにした。
近畿大(大阪府東大阪市)の西籔和明・理工学部教授らが、上げ下げしやすい透明なマウスシールド「近大マスク」を開発し、18日、大阪・ミナミの飲食店などに3000個を贈った。約40店で従業員や客に使用してもらい、使い心地などを調査し、改良するという。
近大は、全研究分野が協力して新型コロナウイルス感染症の対策に取り組むプロジェクトを実施しており、理工、文芸学部などの研究者らが連携して10月に完成。プラスチック製で透明なので通常のマスクよりも表情が分かりやすい。複雑な形状で飛まつの防止効果が高いという。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、探査機「はやぶさ2」が地球に帰還させたカプセルから、2019年2月に初めて小惑星「りゅうぐう」へ着陸した際に採取したとみられる砂を確認したと発表した。直径数ミリの大きな黒い粒が多数あり、JAXAの担当者は「期待をはるかに上回る量を採取できた」と話している。
はやぶさ2の試料カプセルは6日、オーストラリア南部の砂漠地帯に着陸し、JAXAが回収。現地でガス成分を採取した後、チャーター機で空輸され、8日にJAXA相模原キャンパス(相模原市)に搬入された。
カプセル内には、3区画に分かれた試料格納室を持つコンテナがあり、A室には1回目の、C室には19年7月の2回目の着陸でそれぞれ採取した砂を格納。C室には人工クレーター作成時に噴出した地下物質が入っているとみられている。
南米チリとアルゼンチンの南部にまたがるパタゴニア(Patagonia)地域で14日、月が太陽の前に重なり太陽光を完全に遮断する「皆既日食」が約2分間にわたり観測された。