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ロシア内務省は29日、31日朝からモスクワ中心部を事実上封鎖すると表明した。反体制派指導者ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議集会が31日に呼びかけられているため。ナワリヌイ陣営幹部の拘束や関係先への捜索も相次いでおり、抗議活動に対するプーチン政権の強硬姿勢は強まるばかりだ。

 療養先のドイツから帰国直後に逮捕されたナワリヌイ氏の陣営は、露全土に広がった23日の抗議活動に続き、31日にも主要都市での集会開催を呼びかけている。今回は集会場所として各地の主要公的機関の周辺が予定され、モスクワでは連邦保安庁(FSB)本部前にあるルビャンカ広場などで計画されている。

 露当局は27日、モスクワだけで約4万人が集まったとされる23日の抗議活動で新型コロナウイルスの感染を拡大させたとして、感染防止規則違反などの容疑でナワリヌイ氏の妻が暮らす自宅など関係先を一斉に捜索。同氏の弟らを自宅軟禁とした。



節分を前に、横浜市金沢区の水族館「横浜・八景島シーパラダイス」で、恵方巻きを模した筒にアナゴが入る「アナゴの恵方巻水槽」が人気を集めている。

 狭い場所を好むアナゴが、穴に潜り込む習性を生かし、今年から展示が始まった。15匹のアナゴが3本の筒(直径約11センチ、長さ約30センチ)の中に入って顔を出す愛らしい姿に、来館者は写真撮影などをしながら楽しんでいた。展示は2月7日まで。



新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けた訓練が27日、川崎市の川崎市立看護短期大学で行われている。集団接種を想定した初めての訓練で、受け付けから接種、経過観察まで一連の手順を確認し、課題を抽出する。

 訓練は、市が厚生労働省などと協力して実施。医師や看護師、市職員、接種を受ける人ら総勢約60人が参加した。会場では、接種券(クーポン券)の提示や検温を実施した後、医師から体調や既往症の確認(予診)を受けるなどしてから接種。接種後は体調に変化がないか、看護師が様子を見守る。

 接種の際は1人あたりにかかる時間などを計測。厚労省は、訓練を通じて得られた情報を接種準備を進める自治体に伝えることにしている。【



新型コロナウイルスの感染者数が1月27日、世界で1億人を超えた。ジョン・ホプキンズ大学が集計・随時発表している新型コロナのサイトで確認された。

27日午前10時10分時点の感染者数は、1億21万3452人。

世界の総人口がおよそ77億人(2019年の国連発表)と考えると、77人に1人が感染した計算となる。

ジョン・ホプキンズ大学サイトによると、世界で最も多いのはアメリカで約2540万人。続いてインドが約1060万人、ブラジルが890万人。

死者数は世界で215万人を超えており、数が多い国別ではアメリカが約42万人、ブラジルが約21万人、インドが15万人。

日本については、感染者数が約37万人、死者数が約5200人と報告されている。



 カールがかかったブロンドの髪を肩まで伸ばし、大きな瞳で画家を見つめるのは、少女のような美しさをもつ8歳の少年貴族。

 フランツ1世は、1853年にアロイス2世の11番目の子供として生まれ、2つの大学で法学を修めて軍人の道に進んだのちオーストリア、ロシアで外交官を務めた。その後、ウィーン大学で歴史の講座を開くなど、学問の世界で活躍、内外から多くの顕彰を受ける人物となる。

 兄のヨーハン2世の死去にともない70代半ばで国家元首となったとき、少年は白いひげを豊かにたくわえた恰幅(かっぷく)のよい老人となっていた。即位した1929年に、兄から交際を反対されていたエルザ・フォン・グートマンと結婚。彼女は福祉活動などに尽くし領民たちに慕われたが子供がなかった。そのため、死の少し前に元首の座を親戚のフランツ・ヨーゼフ2世に譲り、大往生を遂げた。

 少年貴族の像からは、そうした英知とロマンスの香りが立ち上ってくる。