世界保健機関(WHO)は8日、中国湖北省武漢市で新型コロナウイルスの起源解明を目指す国際調査団が9日午後4時(日本時間同5時)から現地で記者会見すると発表した。
英メディアなどによると、中国側の当局者も同席する予定としている。
調査団のメンバー、ダシャック氏は5日、AP通信に対し、武漢での調査は終了したと述べており、調査団は今週中に帰途に就くとみられる。
調査団は日本の前田健・国立感染症研究所獣医科学部長ら約10人で構成され、1月14日に武漢市に到着。2週間の隔離期間を終えて調査を本格化していた。
インド・ウッタラカンド州で7日、ヒマラヤの氷河の一部が崩れて川に落ち、大洪水が発生した。当局によると、125人以上が激流に巻き込まれた可能性がある。
行方不明者の大半は、同州チャモリ地区のダウリガンガ川沿いにある水力発電施設の建設作業員とみられる。
警察は50人以上が死亡したおそれがあるとしている。
金沢市の兼六園で5日、冬のライトアップが始まった。雪吊(つ)りが施された松などが闇夜に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を作り出している。
園内随一の枝ぶりの唐崎松や、シンボルのことじ灯籠などを約65基の照明で照らし、遊歩道脇には約185個のあんどんを設置。雪吊りを施した松は光を浴びて金色に輝いて見える。
夫婦で訪れた金沢市西都の会社員男性(56)は「ライトアップは初めて見たが、とてもきれいだ。温かい色に照らされた雪吊りが、水面に鏡のように映って趣がある」と話していた。
英アストラゼネカは5日、新型コロナウイルスワクチンの製造販売承認を厚生労働省に申請したと発表した。日本政府は1億2000万回分のワクチン供給を受けることでアストラゼネカと合意。9000万回分以上を日本国内で製造することを目指している。
アストラゼネカは昨年8月、256人を対象に日本で臨床試験を開始。主要データを準備中で、3月中に医薬品医療機器総合機構に提出する予定としている。
奈良県・飛鳥地域での発掘調査の成果をまとめて紹介する企画展「飛鳥の考古学2020」が、同県明日香村の飛鳥資料館で開かれている。10年間に及んだ同村の飛鳥寺西方遺跡や石神遺跡の調査成果を見ることができる。3月14日まで。
飛鳥寺西方遺跡は東北の蝦夷(えみし)や南九州の隼人(はやと)らを供応し、服属儀礼を行った神聖な場所。日本書紀に「飛鳥寺西」などとして登場するケヤキの大木があった広場と考えられている。
明日香村教委による平成20~29年度の調査では、飛鳥時代の建物跡や石敷きが出土。書紀が示す飛鳥寺西の広場であることが明らかになった。