和歌山県白浜町の国の名勝・三段壁には、3年前に大型台風が過ぎた後、断崖絶壁の上にどこからともなく現れた大岩がある。軽自動車並みの大きさだが、50メートル下の海面から打ち上げられたのか、崖の上を転がり落ちてきたのか一切不明。同所で観光施設を経営する「三段壁洞窟」が名前を募集している。
この岩が確認されたのは2018年9月。同4日に台風21号が近畿地方を直撃し、白浜町では観測史上最大となる瞬間風速45・8メートルを記録した。三段壁では高さ約50メートルの断崖の上を波が洗い、大規模な岩盤崩落も起きた。
2021年2月、アラブ首長国連邦(UAE)の「ホープ(Hope)」、中国の「天問1号(Tianwen-1)」両火星探査機が相次いで火星の周回軌道に到達し、米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーサビアランス(Perseverance)」が火星への着陸に成功した。
地球がある太陽系の中で、生命体や過去の生命の痕跡が見つかる可能性が最も高い場所について、図にまとめた。
【翻訳編集】AFPBB News
菅義偉首相は17日の衆院予算委員会で、同日接種が始まった新型コロナウイルスワクチンにより、感染を収束に向かわせるとの決意を表明した。「感染拡大防止の決め手になる。国民に副反応などの情報を公開する中で接種を進める」と述べた。ワクチンの国内生産に向けて関連産業を徹底支援する意向も強調。厚生労働省は離島でのワクチン接種を念頭に、へき地の医療機関への看護師派遣を4月1日から認めると説明した。
首相はワクチンの接種開始が欧米に比べて遅れた理由を問われ「日本人を対象にした治験を行う必要があり、時間を要したことは事実だ。指摘は真摯に受け止める」と語った。
恐竜を絶滅へと追いやった隕石は、人類にも脅威となり得るだろうか? およそ6600年前、直径10キロ超の隕石が地球に落下したことで、恐竜の繁栄は終わりを告げたと言われる。一方、直近では2019年と2020年に小惑星が相次いで地球に接近し、通過後あるいは直前まで誰にも発見されないという事態が発生した。いずれも人類の存続が懸かる大きさのものではないが、地上に落下すれば一つの都市が消え去る危険性をはらんでいた。
♦︎密かに過ぎていた衝突の危機
今年6月、ある小惑星が地球のごく近くまで接近しながら、天文学者たちが事前の検知に失敗するという出来事があった。「2020 LD」と名付けられたこの小惑星は6月5日、月の軌道の内側という至近距離まで地球に接近している。最初に存在が知られたのは、通過から2日後のことであった。
15日の衆院予算委員会の集中審議で、立憲民主党の西村智奈美氏は、厚生労働省が特例承認した米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを取り上げた。
政府はこのワクチンのほかに、英製薬大手アストラゼネカ、米バイオ企業モデルナともそれぞれ供給契約を結んでいる。西村氏は「国民が接種会場でそれぞれ接種ワクチンを選択することになるのか」と質問した。
これに対し、ワクチン接種の調整を担う河野太郎行革相は「当面、ファイザー社のワクチンが承認されたので先行接種の医療従事者、高齢者の接種はファイザー社で統一する」と答弁。「国民のみなさんはこのワクチンを打つ、打たないの選択をすることができる」とした。