米食品医薬品局(FDA)は22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として初めて、抗ウイルス薬レムデシビルを正式に承認した。これまでは正式承認前でも特別に投与を認める緊急使用許可にとどまっていた。
レムデシビルは米製薬会社ギリアド・サイエンシズが開発、ウイルスの増殖を抑えるとされる。日本は既に特例承認済み。
米国立衛生研究所(NIH)が主導し日本などが参加した臨床試験で今月、入院患者の回復にかかる期間が5日短縮したと報告された。
一方で、世界保健機関主導の臨床試験では今月、入院患者の死亡率の改善などに効果はないとの暫定結果が出ている。
米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「オシリス・レックス(OSIRIS-Rex)」が20日、地球近傍小惑星「ベンヌ(Bennu)」に、サンプル採取のための着地に成功した。
地球から3億3000万キロ離れたベンヌの地表から、石や塵(ちり)のサンプルを採取する「タグ(TAG、Touch-And-Goの略)作戦」は、米コロラド州デンバー(Denver)にある米航空防衛機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)の管制室から行われた。
現地時間20日午後6時12分(日本時間21日午前7時12分)、「着地完了。サンプル採取、進行中」と放送があると、科学者らは喜びに沸いた。
フィンランドの作家、トーベ・ヤンソンさん(1914~2001年)らが描いた漫画「ムーミン」の原画などを紹介する「ムーミン コミックス展」が東京都中央区銀座3の松屋銀座8階イベントスクエアで12日まで開かれている。
各国で読み継がれる「ムーミン」。原作者のヤンソンさんは、フィンランド紙での漫画執筆を経て54年から英国の「イブニング・ニューズ」紙で「ムーミン」の連載を始め、世界的に注目されるようになった。ヤンソンさんが多忙になると連載は弟ラルスさんに引き継がれた。会場では、20年余にわたって連載されたムーミン漫画の原画、スケッチ、キャラクターづくりのための線画など約280点を展示。「ムーミンたちの戦争と平和」(74年)、最終話となった「10個のブタの貯金箱」(75年)など、ラルスさん直筆の原画もあり、自然と平和を愛するムーミンとその家族、仲間たちの豊かな世界が表現されている。
尖閣諸島に初めて固有の郵便番号が設定された。10月1日から「〒907-0031」となり、日本郵政の公式サイトにも掲載されている。
尖閣諸島の住所の字名(あざめい)が同日から「石垣市登野城尖閣(とのしろせんかく)」に変更されたことが理由だ。
それまでの住所は、石垣島の中心街と同じく「石垣市登野城(とのしろ)」だったため、郵便番号はどちらも「〒907-0004」となっており、尖閣諸島の固有の番号はついていなかった。
ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日未明、新型コロナウイルス検査で自身とメラニア(Melania Trump)夫人に陽性反応が出たことを明らかにした。大統領選の選挙戦が終盤を迎える中、予定されていた集会の開催など公的行事への影響は避けらない見通しだ。
トランプ氏はツイッター(Twitter)に「今夜、@FLOTUS(大統領夫人)と私は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性と診断された。ただちに隔離と回復のプロセスに入る。共に乗り越えていく!」と投稿した。