気象庁は27日、東京都千代田区の靖国神社にある桜(ソメイヨシノ)の標本木が満開になったと発表した。横浜や福岡と並んで21日に開花し、満開の観測は全国で一番乗りとなった。
東京では1953年の統計開始以来、5番目に早かった。平年に比べると7日早いが、昨年よりは3日遅かった。東京の桜の満開が最も早かったのは3月21日(2002年)。
日本相撲協会は27日、大阪市内で臨時理事会を開き、大相撲春場所で10勝を挙げた関脇・貴景勝(22)=千賀ノ浦=の大関昇進を承認した。大阪市内のホテルでの伝達式で貴景勝は「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず、相撲道に精進して参ります」と口上を述べた。
本州最南端の和歌山県串本町から日本初の民間ロケットを打ち上げる構想で、キヤノン電子やIHIエアロスペースなどが出資する宇宙事業会社「スペースワン」(東京)は26日、発射場を町内の田原地区に建設すると正式に発表した。県庁で進出協定の調印式があり、太田信一郎社長は「県や町から強力な支援をもらった。自治体や地域住民と緊密に連携し、国際競争力のあるサービスを実現したい」と意欲をみせた。
次世代電池の本命と目されている全固体電池の実用化が間近に迫っている。液漏れの恐れがなく安全性に優れているほか、大容量化しやすいのが特長で、近くTDKなどが容量が少ない小型の製品を量産開始する計画。2020年代前半には自動車への大容量品の搭載も始まる見通しで、リチウムイオン2次電池からの置き換わりが期待される。完全普及にはまだ時間がかかりそうだが、今年は幕開けの年として記憶されることになりそうだ。