15日の衆院予算委員会の集中審議で、立憲民主党の西村智奈美氏は、厚生労働省が特例承認した米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンを取り上げた。
政府はこのワクチンのほかに、英製薬大手アストラゼネカ、米バイオ企業モデルナともそれぞれ供給契約を結んでいる。西村氏は「国民が接種会場でそれぞれ接種ワクチンを選択することになるのか」と質問した。
これに対し、ワクチン接種の調整を担う河野太郎行革相は「当面、ファイザー社のワクチンが承認されたので先行接種の医療従事者、高齢者の接種はファイザー社で統一する」と答弁。「国民のみなさんはこのワクチンを打つ、打たないの選択をすることができる」とした。