皇室が代替わりし、天皇陛下が即位してから5月1日で1年になる。国民に寄り添う上皇ご夫妻の姿勢を踏襲。皇后雅子さまとともに、行く先々で大きな歓声に迎えられた。だが、新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、国民と直接接することを大切に考えてきたお二人の公的な活動に影響が及んでいる。
「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての責務を果たす」。昨年5月、陛下は令和の皇室の始まりに行われた「即位後朝見の儀」で、そう抱負を述べた。平成への代替わり時、上皇さまが述べたのとほぼ同様の内容となった。