北海道の知床半島で、オホーツク海から流れ着いた流氷の下を潜る「流氷ダイビング」が最盛期を迎えている。
今シーズンは夜の流氷の様子を観察する「流氷ナイトダイビング」のテストも行われた。日没後の海水は、温度計では零下2度近くを指していた。海中に入ると、顔には刺すような痛みが走った。真っ暗な海中で水中ライトを点灯すると、プランクトンが集まり、光り輝く流氷の幻想的な姿が浮かび上がった。
流氷ダイビングを主催するロビンソンダイビングサービス(札幌市)の西村浩司代表(52)は、「ナイトダイビングはまだテスト段階ですが、流氷の様々な魅力を伝えていけるようにしたい」と話した。