オバマ前米大統領は14日、米大統領選で民主党候補の指名獲得が確実となったジョー・バイデン前副大統領への支持を表明した。
オバマ氏は12分間のビデオメッセージで、バイデン氏を副大統領に選んだことは「人生で最善の決断の一つだった」と振り返り、同氏が「今の大統領に必要な資質を全て兼ね備える人物だと確信する」と述べた。
オバマ氏のメッセージの大半は、バイデン氏に冷ややかな反応が予想される左派寄りの有権者を標的に、支持獲得を狙った内容となっている。
同氏は「腐敗や軽率、自己利権の優先、虚偽の情報、無知そして思いやりの欠如に象徴される政治に抵抗し、今こそ善良な米国民が明確に目を覚まし、団結する必要がある。これを変えるためにはあらゆる政治思想の国民が政治や市民生活に関わることが必要だ」と訴えた。