河野太郎防衛相は29日、航空自衛隊入間基地(埼玉県)を訪れ、災害時などに活用されているC2輸送機に試乗して、性能などを確認した。入間基地幹部らから機体の説明を受けた後、コックピットに入り、パイロットの操縦を見守りつつ埼玉、神奈川両県上空を約45分かけて飛行した。
飛行中、物資をパラシュートで降下させる際などに使う機体後部の貨物ドアの開閉も視察。着陸してすぐ離陸する「タッチアンドゴー」の訓練も体験した。
空自はC2を11機保有し、9機を運用。搭載量は従来の輸送機の3倍、航続距離は4倍で、多くの貨物を遠くまで運べる輸送力を生かして災害時にも活用されている。