日本選手権の女子100メートルバタフライ決勝は、白血病で長期療養していた池江璃花子(ルネサンス)が57秒77で3年ぶりの優勝。レース後の主な一問一答は次の通り。
――プールからなかなか上がれなかった。
言葉にできないような、表現できないような、うれしい気持ちになった。あの一瞬で今までの自分のつらかったことを思い出して、ここまで戻ったことがうれしくて。体もきつかったし上がれなかった。
――レース中に周りを見る余裕は?
ラスト25メートルくらいで、一瞬ちらっと見たときに迫っているのが見えた。体力的に考えても追いつかれるだろうと思った。タッチしたら0・3秒くらいタイムの差があったので、意外と追いつかれていなかったんだと思った。