営業を再開しているプールも徐々に増えてきた。プールの水は一般的に塩素消毒などで水質が管理されていて、スポーツ庁のガイドラインでは「プールにおいては、水を介した感染リスクは極めて低いと考えられています」とある。ただ、泳いでいるときはマスクを着用しないため、会話や接触による感染リスクが高まることから、多くのプールでは入場を制限し、密な状態にならないようにしている。
東京都あきる野市にある東京サマーランドでは入場者数を昨年実績の20%に制限し、7月13日に営業を再開した。来園日を指定したチケットを1週間前から販売。客はネットなどで事前に購入して来場する。昨年までは園の入り口で当日券を購入する人が列を作っていたが、今年は現地での販売はしない。入場者は感染状況を見て増やすこともあるというが、昨年の50%を超えることはないとのこと。
「例年と比べてゆったりと楽しんでいただけているようです」(営業推進部の井ノ山佳子さん)
入場時にはサーモグラフィーによる検温があり、来園日や連絡先を任意で登録してもらい、感染者が出た際に備えている。