人間そっくりのロボット「アンドロイド」の開発に取り組む大阪大の石黒浩教授らの研究チームは12月から、大阪府吹田市の複合商業施設「エキスポシティ」で、人と対話できるロボットが接客などのサービスを担う実証実験を行うと発表した。改良点や課題を検証し、実用化を目指す。
「すみません、もう一度言ってくださいますか」。発表のあった29日、実際に接客を担った女性型のアンドロイド「U」が報道陣の受け付けを担当した。対話を通して不明点があれば、首をかしげて補助者に助けを求めるしぐさを見せ、人と連携する様子を紹介。フードコートでは2体の小型ロボットが利用客に好みを尋ね、お薦めのメニューを提案する様子も公開した。