菅義偉官房長官は22日の記者会見で、21日に投開票された参院選で、与党が改選過半数を上回る71議席を得たことについて「安定的な過半数をいただけた。経済再生、外交・安全保障の再構築などの課題について、国民の声に耳を傾けながら取り組んできた結果だ」と評価した。
ただ、参院では自民、公明両党に日本維新の会などを合わせた憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を割った。菅氏は「国会の憲法審査会で各党がそれぞれの考え方を示した上で建設的な議論を行い、国民的議論につなげることが大事だ」と述べ、主要野党に前向きな対応を求めた。