フランスで6月としては記録的な暑さが予想されている。「危険が及ぶ恐れのある」熱波に備えパリ市当局は庁舎内に「涼み部屋」を設置するほか、プールの深夜営業、冷水機の増設などの対策に乗り出した。
パリでは、24日に気温が摂氏34度に迫る中、市民が扇風機などを買いに殺到。予報によると、気温は週内にさらに上昇し、夜になってもあまり下がらないとみられている。
熱波の予報はスペイン、ドイツ、スイス、ベルギーにも出ている。
フランスでは2003年8月にも熱波に見舞われた。病院が対応しきれなくなり、高齢者を中心に1万5000人が死亡している。