宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日、探査機「はやぶさ2」が7月11日午前11時ごろに小惑星リュウグウへの2回目の着陸に挑むことを明らかにした。世界で初めて小惑星表面に人工的に作ったクレーターの近くへ着陸し、小惑星リュウグウの地下にあった物質の採取を試みる。
2回目の着陸が決定したことについて、津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャーは同日の記者会見で、「私たちはこれまでの運用や着陸で、技術的に十分な蓄積ができていると考えている。その確かな技術のうえで、挑戦しないという選択はないと決断した。これまで積み重ねてきた実績をもとに淡々と2回目の着陸を遂行したい。ここまで応援していただき、支えていただき挑戦できてきたと考えており、2回目の着陸についても成果を共有できればと思っている」と話した。