街の中心部に広大な米軍普天間飛行場を抱える宜野湾市民は、複雑な思いで県民投票の告示を迎えた。
「政府は辺野古以外の移設先を探す気はないでしょう。同じ県内に苦しみを押しつけるのは申し訳ないが、やむをえない」。自治会役員の山城賢栄(けんえい)さん(80)は表情を曇らせる。
山城さんが暮らす上大謝名(うえおおじゃな)地区は普天間飛行場の滑走路の延長線上にある。2012年から新型垂直離着陸輸送機オスプレイが配備され、他の基地所属の戦闘機も頻繁に飛来する。「オスプレイの重低音には今も慣れないし、戦闘機は家に突っ込んできそうで、怖くて体がすくむ」・・・なんとも難しい問題です!!