新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に向けた訓練が27日、川崎市の川崎市立看護短期大学で行われている。集団接種を想定した初めての訓練で、受け付けから接種、経過観察まで一連の手順を確認し、課題を抽出する。
訓練は、市が厚生労働省などと協力して実施。医師や看護師、市職員、接種を受ける人ら総勢約60人が参加した。会場では、接種券(クーポン券)の提示や検温を実施した後、医師から体調や既往症の確認(予診)を受けるなどしてから接種。接種後は体調に変化がないか、看護師が様子を見守る。
接種の際は1人あたりにかかる時間などを計測。厚労省は、訓練を通じて得られた情報を接種準備を進める自治体に伝えることにしている。【