中国共産党の中央規律検査委員会(CCDI)は17日、北京での新型コロナウイルス感染拡大を受け、国内の食品卸売市場の衛生水準の低さと食料供給網の脆さを至急改善する必要があるとの見解を示した。
北京市では、市内にある食品卸売市場「新発地市場」に関連した新型コロナ集団感染が起き、ここ1週間で感染者は100人を超えるなど、感染第2波が懸念されている。
CCDIは17日にウェブサイトに掲載した報告書で、北京での感染拡大で、衛生水準の改善と市場での健康リスクの最小化に至急取り組む必要性が浮き彫りになったと指摘した。
中国で無秩序に開設されている食品市場は、新型コロナウイルスの感染源になりやすいとされる。新型コロナの最初の集団感染は中国・湖北省武漢市の華南海鮮市場で起きたとみられている。