米大統領選に向けた民主党の候補者選びで、14州が一斉に予備選を行う「スーパーチューズデー」が3日にある。直前に穏健派の候補が次々と撤退し、ジョー・バイデン前副大統領(77)への支持を表明した。革新派のバーニー・サンダース上院議員(78)に対抗するためだが、功を奏するかが注目される。
バイデン氏は2日夜、テキサス州ダラスで複数のイベントを開いた。一つ目には、前日に撤退したばかりのピート・ブティジェッジ前サウスベンド市長(38)が参加し、「まひした政治を立て直さなければならない」とバイデン氏の支持を表明。感極まったバイデン氏は、46歳の若さで亡くなった長男ボー氏の名を出して「ブティジェッジ氏はボーを思い出させる。無限の可能性を持っている」と持ち上げた。