菅義偉首相は17日の衆院予算委員会で、同日接種が始まった新型コロナウイルスワクチンにより、感染を収束に向かわせるとの決意を表明した。「感染拡大防止の決め手になる。国民に副反応などの情報を公開する中で接種を進める」と述べた。ワクチンの国内生産に向けて関連産業を徹底支援する意向も強調。厚生労働省は離島でのワクチン接種を念頭に、へき地の医療機関への看護師派遣を4月1日から認めると説明した。
首相はワクチンの接種開始が欧米に比べて遅れた理由を問われ「日本人を対象にした治験を行う必要があり、時間を要したことは事実だ。指摘は真摯に受け止める」と語った。